まずは、J’フェスタ2025へご来場・ご視聴並びにご支援・ご協力頂きました皆様へ心よりお礼申し上げます。
J’フェスタは2020年より毎年開催を続け、今回で6度目の開催となりました。
「10年後の未来は自分でつくる!」をテーマに、子どもたちがプログラミングを通して、自分で作った作品を展示発表しながら、実際に制作した作品を体験することができるイベントです。
当日出場した生徒は、約3ヶ月前から今回のイベントに向けて準備を進めていました。
1人で出場する生徒から、2~3人のチームで出場する生徒もいました。
(イベント経験がある生徒も初めて出場する生徒もいます。)
どのように進めているかをお写真で公開するとこんな感じです。

「はい!じゃあ作ってみよう!」と急に作れるものでもありません。
普段の授業とは違い、テーマ決めから役割分担、必要な機能やスプライトを小まめに書き出しまで全てを0から作るためには最小のゴールを決めてから入念な企画をした後に開発に入ります。
生徒が想像する作品は大人の想像を裕に超えてしまい、あれもこれもを実現しようとするとイベント当日までの完成しなくなってしまうため、おおよそ企画構成が7割・開発3割の感覚で準備します。

3ヶ月と聞くと長く感じる方もいるでしょうが、教室で授業を受けることができるのは数回程度となります。
そのため、授業の時間をみっちり準備として進めたり、自宅で準備している生徒もいました。

期限が近づいてくると、生徒の表情もより真剣になっていきます。
完成の目処が立ってくると同時に、本番も近くなってきているので作品が完成した後は、発表の練習も行います。

いよいよ本番当日を迎えると、緊張した面持ちの生徒達。
今まで準備してきたことをもとに、来場した方々へ真剣に自分の作品を触ってもらいながら説明をします。
直接発表とライブ配信と2種類の発表方法で取り組んだ生徒達。ここで本番の様子と作品をご覧ください。
作品紹介
作品名:スペースシューティング

デザインを重視した、レトロ感あふれる作品。
昔から愛されているあのゲームを彷彿させます。
デザインだけでなく、内容も本格的。
タイミングに合わせて弾を撃つ必要はなく、自動で発射されます。
敵やボスの攻撃に当たらないように操作し、クリアを目指すゲームです。
ボスの攻撃方法も様々。特にラスボスは強敵です!
宇宙や惑星を感じながら遊んでみてくださいね!
操作環境:Scratch
対応デバイス:パソコン・タブレット(キーボード付き)
作品名:猫ロワイヤル

とてもかわいい対戦型ゲームです。こちらは二人プレイが可能。
キャラクターを動かして攻撃をし、HPがなくなった方が負けです。
(表あり)
MPは特殊攻撃を発動する時に消費します。
キーそれぞれに特殊攻撃が割り当てられており、消費MPも違います。
どのタイミングでどの攻撃をするかはあなた次第!
お家の人やお友達をお誘いして楽しんでください。
操作環境:Scratch
対応デバイス:パソコン・タブレット(キーボード付き)
作品名:ボンバーファイト

爆弾に当たらないよう迷路を駆け抜ける対戦型ゲーム!
ルールはとてもシンプルですが、意外と難しい。
足が速くなったり、火力が上がったりするアイテムをゲットしながら進みます。
もちろん爆弾の火を避けることも大切。
なかなか勝敗がつかず、60秒を過ぎた頃…何かが起きます…
何が起きるかは遊んでみてのお楽しみ!
操作環境:Scratch
対応デバイス:パソコン・タブレット(キーボード付き)
作品名:ピストルヒーロー

ピストルを使って障害物を壊し、壊せない障害物は避けながら進んでいくゲームです。
重力や操作性にとてもこだわっている為、とってもスムーズに動きます。
左右の矢印キーを使って移動、上矢印キーでジャンプ。
どんどんステージを進めていきます。
壁キックもできるので、上手く使いながら各ステージをクリアしていきましょう。
失敗してもすぐにリスポーンするため、飽きずに何度でも挑戦できます!
操作環境:Scratch
対応デバイス:パソコン・タブレット(キーボード付き)
作品名:でかいにわとり

ロボットで生き物を表現しました!
とても迫力のある大きな作品に仕上がっています。
大きな羽にたくさんの飾りが付いて、より格好良く見えますね。
前から見るとピンと立ったトサカが見え、後ろには尾も付いています。
操作方法はリモコン。
リモコンを使うと、前後に歩くことができます。
作品名:プロペラ機

大好きなものをロボットで再現してみました。
特にプロペラの構造にこだわっています。
タイヤもプロペラも回すことができるので、まるで離陸前の本物の飛行機みたいなクオリティ!
前方には人が乗り降りできる扉があったり、中は空洞になっていて人が乗れるようになっていたり、たくさんのこだわりが詰まっています。
素晴らしい探求心でした。
作品名:戦車

扱いが難しいキャタピラに挑戦したロボットです。
キャタピラと噛み合うのはギアのみ。このギアの扱いに少し工夫が必要でした。
「どうすれば走るようになるのか」を考え、足回りの作り方にこだわっています。
キャタピラの存在感が活き、車体の部分はコンパクトにまとまっています。
操作はリモコン。真ん中のギアが主となって動き、キャタピラが回り、それに伴って他のギアも一緒に回って前に進みます。
イメージしたものを、格好よく表現できていました。
今年は、ゲーム作品のほか4年ぶりにロボット作品も展示発表しました。
今年もイベント開催から終了まで終始どのブースも賑わっており、大盛況のまま無事イベントを終えることができました。


毎年経験している講師や生徒でも、本番ギリギリまで完成するのかいつもヒヤヒヤしますが、「やる時はやる!」という底力を生徒達は見せてくれます。
回を重ねるたびに、生徒達も慣れてきたのか自然と笑みが溢れる瞬間もありました。
そして、3ヶ月準備していたこと達成感と自信に満ち溢れた成長の姿を見ることができました。
料理と一緒で作るのは時間が掛かることだけど、食べる終わるのは一瞬です。
ただ、その一瞬は積み上げてきた物事=経験となり、一生につながる機会と捉えています。
モノづくりを通して積み上げた経験・やり遂げた経験は何よりも価値のあることであると感じています。
今回のイベントをエネルギーに変えて、また来年もアップデートしていきます。
それでは、また来年もお楽しみに。






